通常豆乳100%では植え継ぎしにくいカスピ海ヨーグルトを、ごく少量の乳糖を添加することで、植え継ぎをしようという試みの記事のその3です。一応今回で実験は完結となります。
前回までの記事はこちら。
さらに乳糖の量を減らして、二回植え継ぎをしました。
植え継ぎ4回目 乳糖3.5g
豆乳は前回と同様にめいらくの「豆腐もできます有機豆乳」900mlです。これに対して乳糖を3.5g添加しました。発酵はヨーグルティアで、28度12時間です。
出来上がりです。固まりは問題ありません。
試食です。
前回より少し粘りが弱くなった気がしますが、それでもカスピ海ヨーグルト特有の粘りは出ていました。
植え継ぎ5回目 乳糖3.0g
乳糖の量を更に3.0gに減らしました。他の条件は同じです。
ここまで乳糖を減らしても固まりに問題はありませんでした。
試食
3.5gの時とあまり変わらず、粘りもちゃんとありました。
まとめ
添加する乳糖の量を、3.5g、3.0gと減らして植え継ぎをしてみましたが、特に問題もなくカスピ海ヨーグルトを豆乳で培養することができました。このあとさらに量を減らして実験するつもりでしたが、培養のタイミングが合わなくなり、ここで実験を終了しました。ここまでの実験結果からすると、900mlの豆乳に対して乳糖を4.0g添加したときが、一番カスピ海ヨーグルトらしかったように思います。
通常豆乳100%ではカスピ海ヨーグルトの植え継ぎは難しいですが、乳糖をごく少量添加することで、植え継ぎを継続することが可能であるということがわかりました。このくらいの少量の添加なら、私の場合乳糖不耐症も出ないですし、追加のコストも微々たるものなので今後もこのやり方でやっていきたいと思いました。

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