ふと茶そばが食べたいなと思い立って、自分で打ってみました。茶そばは通常、更科粉という透明感の強い蕎麦粉で打つそうですが、更科粉がなかったので、今使っている福井県産の普通の石臼引きのそば粉を使って打ってみました。
基本的には二八蕎麦に抹茶粉を適量混ぜて打つと茶そばになります。お茶のきれいな緑色を出すために、通常は更科粉という透明感の強いそば粉を使用します。
ただ、今回は更科粉がなかったのと、更科粉は繋がりにくいので湯捏ねという一手間があるようなので、普通の蕎麦粉(挽きぐるみなので黒め)でやってみることにしました。
今回使用した抹茶粉は、普段はヨーグルトに入れたりしているこちらの抹茶粉です。
値段も手頃ですし、「有機」という言葉に惹かれて普段からよく使っているものです。

伊藤園 有機栽培緑茶 手軽にカテキン 粉末 40g (チャック付き袋タイプ)
- 出版社/メーカー: 伊藤園
- メディア: 食品&飲料
- 購入: 4人 クリック: 11回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
分量は、下の本を参考に、そば粉200gつなぎ50gに対して、抹茶粉を3.3g混ぜることにしました。これで二人前です。

- 作者: 高橋邦弘
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2004/10/14
- メディア: 単行本
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
抹茶の割合的にはこんな感じです。
粉をよく混ぜて、ふるいにかけてこね鉢に入れたところ、お茶の色は殆どなくなってしまいました。
ちゃんと緑色になるのか不安ですが、続けます。
加水率は、抹茶粉が水を吸うことを考えて、いつもより高めの47%としました。
用意した水の90%を入れて、水回しした様子です。水に濡れることで緑色が少し出てきました。少しお茶の香りもするような気がします。
さらに水を加えて菊練りをし、まとめたところです。
生地は少し固めに感じます。
伸していきます。この写真では緑色が結構出ていますね。
写真はiPhone 7で撮っているのですが、目で見えている緑色が綺麗に出る場合とほとんど出ない時があり、この写真はうまく行ったときのものです。そういえば新しく出たiPhone 11は気になりますね。
最終的には、こんな感じで少しいびつな形となってしまいました。
畳んで切ります。
切りました。半分は冷凍して保存して後日食べます。
麺のアップです。いつもの蕎麦よりは緑がかっているように感じますが、普通の蕎麦と言われたらそんな感もする微妙な色です。
茹で時間は70秒としました。茹でたら色が少し薄くなったように感じました。
出来上がりです。
蕎麦の仕上がりは良さそうです。色は多少緑色であることが分かる程度ですね。
食べてみます。
うん。普通に美味しいです。少し固めの美味しい蕎麦になりました。
一口目では、茶の風味は殆ど感じられません。食べ続けていくと極僅かにえぐ味のようなものが感じられ、これが茶の風味なのかと分かる程度ですね。
色はやはり、綺麗な緑色にはなりませんでした。
抹茶粉を増やすか、もっと色の良い抹茶粉を使う、挽きぐるみでない白めのそば粉を使うなどすればもう少し緑色を強くできるような気はします。
まあ、美味しい蕎麦でしたし、お茶が入っている分健康にも良さそうですし、満足できるそば打ちでした。
まとめ
普通のそば粉で茶そばを作ってみましたが、見た目には、やはり、更科粉で作ったきれいな緑色の蕎麦にはなりませんでした。ただ、打ちやすさや栄養素を考えたら(更科粉はきれいだが栄養価は低い)、今回のように普通の蕎麦粉で作った茶そばもいい気がします。
いつか更科粉を使った正式な茶そばにも挑戦してみたいと思います。

豊稔 家庭用麺打セットA そば・うどん麺打入門DVD付 A-1230
- 出版社/メーカー: 豊稔企販
- メディア: ホーム&キッチン
- クリック: 35回
- この商品を含むブログ (6件) を見る